Linuxサーバ設置日記

超激安Linuxサーバのお出ましでございます



軽めに書いてあります、読み流してください

1999年12月5日(Sun
この話は、年末のケーブルインターネットの申込はがきを前日に投函したときから始まった。
これで常時128kbps、夢の世界がひろがる。 しかし、IPは1つしか貰えそうにないだろう。

ということは現状のLANをそのままつなぐわけには行かないようだ。

<現状のLAN>
(Allied Telesisの10Base-T HUB(12port)から各マシンにつながっているだけです)

これに備えてルーターを設置しようと計画をはじめる。なるべく少ない予算で実現するのが我流である。そこで午前中に調査をした結果、LinuxにIPマスカレードという機能があり、これを利用するとプライベートなネットワークからグローバル IPに変換してくれるらしい。

ということで、Linuxのサーバーが1台必要。買ってくるしか。というわけで昼に買い物へ、車をとばす。行徳の某店でジャンク市をやっていた。

Compaqの486マシンが\2,000。蓋が閉まっていない。程度Eランク。ぼろい。しかし、SCSIインターフェイスのようなものが刺さっている。結局\1,500に値切って買ってしまった。

CompaqのProlinea 4/66、i486DX2-66、RAM20MB、Adaptec AHA-1522Aが入っていた。
Quantum 525MBのHDDも入っていたが、動かなかった。残念。

上蓋が閉まらず、ペンチで加工して修理。ハイトップで洗浄。AHA-1522Aのジャンパが7本くらい曲がっていたので指でまげて修正。うーん、新品同様。(ウソ)

手持ちのCNetのISA NICをさして、Plextorのx4 CD-ROMをAHA-1522Aにさし、Quantumの手持ちの540MB IDEを装着した。沖電気のキーボードを接続し、1階のSONYのPowerWide 28インチテレビにVGA出力接続(笑)    いざ準備完了!!!

ん?HDDを認識しない。BIOS SETUPは? いやはや、Setup Utility FDが必要なようだ。Compaqのサイトからダウンロードする。SETUPでHDDのCHSである1120, 16 ,59を入力する。

をを、認識した。これで万全だ。念のため(というか必須です)、NICのIRQとI/O Addressをセット。IRQ10, 0x300hに設定する。
Plamo Linux (雑誌付録) のSETUPフロッピーを作ってあったので、これを使ってブートする。
FDISKのExpertモードへ行き、CHSをちゃんと入力してフォーマットする。LinuxとSwapパーティションを設定して、楽勝インストール完了。

Xを入れなかったので200MB弱しかくわず。何とか使えそうだ。
ここでリブートするが、LILOのLIで止まる(;_;)
結果的にはlilo.confにCHSを登録しなければならなかった。

append="hd=1120,16,59"

これで、超格安 Linuxマシン、無事に誕生。わーい。
もう暗いのでこの辺でこの日は終了。

費用:
 
Compaq Prolinea 4/66 \ 1,500
Quantum FB540AT \ 499(過去に購入)
Cnet ISA NIC CN650Eplus \ 680(過去に購入)
\ 2,679

12月6日(Mon)
この日午前中に秋葉原で2枚目のNIC探しを行なう。感想としては

"なんでISAはないのだ〜 PCIだらけ!!!"

という感じであった。廻りに廻って、結局九十九で新品のCoregaのものを買う。(\1,060) あまり安くない。直接学校に行き、帰宅後、Corega NICをセットアップ。今度は IRQ2/9, 0x240hにした。Realtekなのね〜
しかし、2枚目のNICが認識しない〜。結局これも lilo.confに

append="hd=1120,16,59 ether=9,0x240,eth1"

で解決した。これでハードはそろった。あとはソフトがらみだけだ。

費用:
 
Corega EtherII ISA-T \ 1,060
\ 3,739

12月7日(Tue)
この日も帰宅後セットアップ。eth1(192.168.0.1)の設定を行なう。
この後、kernelを486仕様にコンパイルする。
コンパイル中にすでに寝ていた。ぐぅ。

12月8日(Wed)
帰宅後、IPマスカレードの設定をする。/etc/rc.d/rc.inet.2に

ipfwadm -F -p deny
ipfwadm -F -a m -S 192.168.0.0/255.255.255.0 -D 0.0.0.0/0

をいれた。
そしてモジュールを組み込みまくる。/etc/rc.d/rc.modulesに

ip_masq_cuseeme
ip_masq_ftp
ip_masq_irc
ip_masq_quake
ip_masq_raudio
ip_masq_vdolive

を入れた。しかし、まだ動作確認はできない。
もっともLAN内からのTelnetはできるので、NICの設定は問題なさそうである。
このあと、squid (proxy server)をインストールする。
インストールはしたものの、実はメモリが足りなさそうなことに気がつく。
うーん、ということでとりあえず起動しないことにした。
次に、dhcpcdをインストール。これは簡単。make; make installのみである。
うーん、eth0が活動を始めようとして、始められないようだ(あたりまえか)

12月11日(Sat
今日はハードウェアいじりをする。RAMを28MBに増強した。
オンボードが4MB, SIMMが8MBx2, 4MBx2とした。
この際、SIMMソケットが3つしかないので一つ増設して4つとした。
増設の方法は簡単で、3つのSIMMソケットの隣の空きランドにSIMMソケットをはんだ付けするだけである。
私は、壊れた430NXマザーのSIMMソケットを外して流用した。(このマザー、PCIもPC-9821Xa7eに取られたものだったり)
ふたを閉めて、終了。あとはケーブルがきてからのお楽しみ。

2000年2月16日(Wed)
今日は、8MBのSIMMを50円で手に入れた。(安い!) RAMは32MBに。

費用:
 
8MB SIMM ノンパリ \ 50
\ 3,789

2月18日(Fri)
今日、ついにケーブルの工事完了。東芝のケーブルモデム(PCX1000)が設置された。Compaqマシンも接続してすぐに動作した。
いやいや、うまく行きました。常時接続はたまりませんな。

その後
結局2000年8月までは使用したものの部屋がうるさく、i486ノートパソコンにルーターの座は明け渡す。
、と書いていたのですが、そのノートパソコンが12月に壊れ、2001年1月、また復活し、5月まで稼動しました。この後、Pentiumマシンに移行しました。



これにて、終了。



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